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    観劇02

    • 2014.02.15 Saturday
    • 12:00
    2/15 MUSE、top girls 道頓堀ZAZA

    前回ほど長々とは書かない。そしてかなり批判的だと思う。
    まず、断っておくが途中寝た。初めて観劇中寝た。
    見てないものを批判するのは、一番やっちゃいけないことだと思う。でも自分の中では体調もあるだろうが、最初40分くらい見て、だんだんこれはずっと見てなくていいやって視線が下に行き、音だけでいいやと瞼を閉じ、次第にこれは今まどろんで徹夜に備えようという判断になっていった。

    言い訳がましいが、始まる前は期待してた。演劇祭の優勝候補で、前回主演女優賞、助演女優賞をとっていて芸大主体で半ば強制的にライバルになるから見ようと今参加している劇団に言われ見にいったのだから。早めに着いたのもあって、一目舞台美術を見て長年の勘で一番いい席であろう真ん中一番前に座ったあたりでも自分の期待値が伺える。

    まず最初まずかったのは、場内スタッフはおろか舞台監督らしき人までウロウロしていたことだ。そして小屋の都合上か知らないが、客席と舞台の間を通って幕裏に移動する。俺一番前なのに。なんか不安になる。
    開演15分遅れアナウンス。
    そして早めに来た(団体行動したから)せいもあるが、やはり待ち時間がながい。

    暗転。これも小屋の使用か、幕裏が明るい。明かりがつく。
    ここまでは正直その後が原因で上乗せされている。その時ははっきりとは自覚していなかった。

    うわさの女優お二方は上手だった。どの人か知らなかったし、今なお知らないが、おそらくあの二人だろうと検討がついている。他もノットバッド。まあ、上手い役者は鼻につくし、演技も幾ら翻訳ものとはいえ吹き替え映画みたいでやり過ぎ…とも思ったが。

    まずびっくりしたのが翻訳ものだったということだ。独特の癖があり、セリフも長く、知識も乏しいので1980年代のイギリスの時事とか教養としてない。
    チラシやパンフレットは、そんな感じは全くしなかった。というか脚本家の名前がない。あとで調べたら、キャリル・チャーチルさんという方らしい。ただ脚本に外国の名前が載っているだけでもこちらの覚悟が違う。タイトルからも想像してなかった。それを勢いよくやられる。次々と30秒ごとに一人ずつ出てきて気付けば6人だかがディナーしてぺちゃくちゃしている。置いてけぼりだった。多分客席みんなも。新しい登場人物というのはかなり便利な存在なのだからもっと大事に扱ったらどうだろう。

    そしてその後のシーンの長いこと長いこと。よくわからない内容を女子会のごとく陽気にぺちゃくちゃぺちゃくちゃずっとしているというテキストなのだが、(調べたらテキストにここから同時に喋るとか指定されているらしい)本当にずっとやられると困る。

    平田オリザさんがよくやるらしい、同時発話も空間に断絶があり、取捨選択状況下によって初めて効果を生むと思う。

    そもそも同時に誰かが喋るというのは非常に現実的なものに見えて、繊細に扱わないと段取りになるし、機からみる「観客」が主体である以上なんらかの効果を本能的にしろ感じてもらはないとダメだ。

    つまり、
    1、同時に登場人物らが会話することにより観客がどちらの会話を聞くか選択させ能動的に劇に入り込むことを期待する。選ばない会話も無意識下で聞いてはいるので全くわからないということはない。
    2、どちらかの会話が本題でもう片方は雑音であるという扱い。誰かが喋り続けるの皆黙って聞いてるのは不自然であり、よりリアリティな空間を期待している。
    3、喧騒のシーン。どの会話も対して聞かなくてよい。ただ明確にセリフはあり、無意識には受け止めてほしい。

    以上の3つに分かれるのではないだろうか。多分平田さんは1、についてもっと詳しく考えているのだろう。
    ぼくは1、2、にはとりわけ音楽的感覚が必要だと思う。

    そうそう女優さんがたもまだまだだなって思ったのは酔っ払う演技が下手だったことだ。酔っ払う演技ができる役者はホンモノの役者だと思う。

    ここまでは見てた。その後の場転がダサかった。ブル転。で、なんか作業してるのが見える。いやまだ一回目は許された。次のシーンはたった5分。でまたブル転。この次くらいで見るのをやめた。

    何かの演出指南書で、暗転に時間がかかりすぎるくらいなら、お客さんは不測の事態が起きたか、と思う。それくらいなら見せてしまえとか書いてあり、なるほどなあと思ったが、考え直す必要があるかもしれない。というか、ブル転も暗転とは別にまた使いどころというものがあるのだろう。最初のブル転は別に許容できたもの。ラーメンズとか参考になるかもしれない。よりシーンが断続になるのか。

    で寝たので何が起きたか知らない。

    起きたら、ラストのお二方の剥き出しの言い合いになっていた。

    それなりに剥き出しの迫力があってよかったかもしれない。まあ前を知らないからわからないが、登場人物が情緒不安定で、非常にそれが西洋人的で鼻で笑いそうにもなった。
    翻訳ものをいつかしたいなとぼくも目論んでいる。
    どう日本人が演じるか。は大きな問題だと思う。反応を全て日本的に落とし込むと脚本とずれが起きるだろうし、日本人が日本語(翻訳のクセはあるが)で喋る以上欧米人のマネもまた滑稽だとも感じる。

    終わったあと、サトくん寝てたね、と言われたが、つまらなくて寝てたというよりかは色々見つけてそれが話を阻害してたから寝てた。実際脚本は難しい内容だったが面白そうだし、外国人が演じた映画なら見てみたいと思った。

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